テリー伊藤はいった。「ぼくはこの番組を終わると築地に帰ります。中国の人が沢山買い物にやって来ます。ほとんどの人が中国産をゼッタイに買わないと彼ら自身がいっています」
とかく世界中に不信感をばら巻いている中国製品。今度はニュージーランドで問題化した。
子供服に発がん性物質ホルムアルデヒドが検出されたと現地のテレビ局が報道した。その量はなんと世界保健機構の基準値の900倍。
ホルムアルデヒドとはかってニホンでも住宅の接着剤や塗料に使用されて"シックハウス症候群"の原因になったと問題になった。
衣類のシワ防止になるとして使われたこの物質について、人体にどのような影響が出るのか。よしき皮膚科クリニック銀座の青木仲子医師はいう。
「軽い症状であれば皮膚が赤くなる。ひどくなるとブツブツと盛り上がってくる。さらにひどくなると水泡が出来て、それが破れて出血する。程度を越すと発がんする実験結果が出ています」
ニッポンが輸入している乳幼児服の96.3%は中国産だ。番組ではニホンにおける検査を取材した。それによると、わが国では「世界一キビシイ検査を実施している」とのこと。国はもちろん、全国の保健所でも中国産には目を光らせているそうだが、かといって「安心」という言葉までは出なかった。
「ニホン人はメード・イン・ジャパンに誇りを持っています。中国人は自国の製品にまったく誇りを持っていないことは明白です」とテリー伊藤は力説。
一方の中国。世界中で追及される現状に中国中央テレビは必死になってアピールしている。
<相信中国制造>いうなれば国産品を信じようのキャンペーンだ。
「自分たちの商品が信用されないからこんなPRをするんでしょうね」加藤浩次のコメントは的確だ。
北京五輪に一直線の巨大輸出国中国。今回のニュージーランドの件は単なる一例だろう。今度はどんな製品が・・・