トップモデルの孤独死「いつも一人という感じの人だった」

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   女性が最も輝いている"旬"の時に、世界のヒノキ舞台で活躍するのは素晴らしい。しかし華やかであったろうだけに、その人の孤独死は言葉がない。

   今朝の『スパモニ』のトップニュースは、パリコレクションなどの本場ファッションショーで活躍する日本人モデルの先駆者だった山口小夜子さん(57)の死亡を取り上げた。

   ファッション界のことはよく知らないが、ニューズウイークで「世界の6人のトップモデル」の一人に選ばれ、寺山修司演出の「中国の不思議な役人」に出演、女優として活躍していた。

   ところが番組によると、その著名人が、先週8月17日に港区の自宅マンションで一人で倒れているのを知人が見つけ、病院で死亡が確認されたと報じた。死因は急性肺炎だったという。しかし、20日付の新聞夕刊では死亡したのは14日となっている。これが事実なら3日前にすでに孤独死していたことになる。

   まずデザイナーの山本寛斎さんが「日本の女性は美しいと世界に印象づけた最初の人」と、ごく当然のコメント。次いでコシノジュンコさんが、「モデルを超えた人だった。いつも一人、心の中は一人という感じの人だった」と、直接孤独死には触れなかったが、「だから孤独死なのだ」とも聞こえるコメントを。

   レギュラーコメンテーターの作家、若一光司が「最近、寺山修司さんの会でお会いした。能面みたいな感じの人だったが、人の話を盛んにうなずいて聞いていたのが印象に残っています」と話していたが、女性がスポットライトを浴びて世界の舞台で活躍する、その影の部分を感じさせた孤独死だった。

文   モンブラン
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