台北発の中華航空機が那覇空港に着陸後に、駐機場で突然、エンジン付近から出火炎上。機体が「への字」になった。
90秒。1分半。あっという間の短い時間だ。この航空機事故で生死の分かれ目の時間だそうだ。
世界中の民間航空機メーカーは、安全性の基準を「緊急時、非常用出口を使用して90秒以内に全員を脱出させる」"90秒ルール"を設定している。今回は幸運にも"90秒ルール"すべりこみセーフだった。
乗客は緊急用の脱出シューターを使って40秒で脱出。コックピットの機長が脱出したのは爆発の15秒前だった。かくして乗客157人と乗員8人は間一髪で難を逃れた。やれやれ。
乗客のひとりによると「必ずしも乗員、乗務員は冷静に乗客を案内していなかった・・・」
台湾の中華航空といえば1994年、名古屋空港で着陸に失敗し、264人が死亡。2002年には台北発香港行きの便が空中分解、225人が死亡。
この会社の整備はどうもイマイチの評価だ。
さっそく中華航空・趙国師社長が、お見舞に来日、難を逃れた乗客に赤い紙袋を手渡したという。中身は<驚きを鎮めるお守り>――ご利益があるのやら。ニホン人にはその効能は?マーク。
加藤浩次は「それでも不幸中の幸いでしたね」と無難にいうと、テリー伊藤は「おかしい」と疑問のコメント。
「エンジンが出火したというなら何でパイロットが気づかなかったか。それとクルマにもあるけど、燃料モニターの異変に何らかの反応があったと思う。何で気づかなかったか」
航空専門家のコメントにはない指摘だった。モニターはクルマにあるのに飛行機がない。やはり?マーク。