あなたはこれまでに何度、「笑いの神」の降臨に遭遇したことがあるだろうか。テレビ東京系「スポパラ」枠で今年4月から水曜深夜に放送されている「ゴッドタン」なら、必ず3、4週間に1回は笑いの神に遭遇できるハズ。
出演は、おぎやはぎ(小木博明&矢作兼)、劇団ひとり、松丸有紀テレビ東京アナウンサー。小木と矢作、劇団ひとりが神様に扮し、"MCエンジェル"という役割の松丸アナは天使の格好で進行を務める。一見不可能にみえるミッションを与えられた小木タン、矢作タン、ひとりタンの3人は、神の舌(ゴッドタン)の持ち主として"しゃべくりひとつ"だけでその難題を遂行しなければならない。
この番組は2005年に金曜25時枠で放送され、それが昇格・復活した形になる。そのときは「眞鍋かをりとキスをしろ」(失敗)、「くまきりあさ美とキスをしろ」(成功)、「及川奈央のブラジャーをもらえ」(成功)といった思わず手に汗握ってしまうスケベ系から、「山上兄弟を寝かしつけろ」(成功)、「KABA.ちゃんに水を1.5リットル飲ませろ」(失敗)のような脱力系まで様々なミッションを放送。
最終回、および正月SPに放送された特別企画「キス我慢選手権」では、「(AV女優の)みひろからのキスの誘惑に60分耐えろ」というミッション(いわば通常の逆バージョン)が与えられたが、劇団ひとりとみひろの「アドリブドラマ」とも言えるようなやりとりが話題を呼び、今年7月にDVD化までされたほどだ。そして8月22日には、この「キス我慢選手権」の第3弾が放送されるので、必見だろう。
先日はそのDVD化記念ということで、「景気付けにアイドルにおっぱいを見せてもらおう」という企画が放送された。これ、企画の大胆さがあまりにもバカバカしいというか、やっちゃいけないだろうという感じだが、ここでも劇団ひとりタンは、ターゲットの相澤仁美を相手に「フライ・アウェイ」なる新技を開発し、笑いの神を降臨させていた。
こんな本当にくだらないことに、芸人たちが本気で一生懸命になる姿は面白い。
ちなみに番組の前身と言える「大人のコンソメ」という番組(2003年秋に同じ枠で放送)もDVD化されているので、「ゴッドタン」にハマった方は是非こちらの方も要チェックである。