「加藤さん、阿波踊りです」例によって阿部祐二リポーターの取材報告は話しかけ調だ。
テーマは徳島市の踊り天国。阿波踊りは最終日を迎えて37万人の人出で熱気いっぱい。「ヤットサー」「ヤット、ヤット」の掛け声とともに踊り子たちは夜空に舞う。
"取材する阿呆"は、お祭りにボルテージが上がった若者たちに焦点を合わせた。お祭りに乗じて若者が騒ぎたてる光景はあちこちで見られるが、阿波踊りも同じだった。
街の中心部を流れる川に大騒音。水上バイクが侵入して爆走。目立ちたいのだろう。ぐるぐる回ってうるさい!
橋の上から見物している連中も、負けじとばかり派手にケンカが始まる。350人の警察パトロール隊は注意するのが精一杯の"取り締まる阿呆"・・・ついに橋の欄干からダイビングする阿呆も出現した。
目立ちたい一心で、汚いアワだらけの川に飛び込む。阿部リポーターまでが「止めなさいよ」
祭りが終わったあとの余韻は続く。イッキ飲みで浴びるように酒を飲む。野外で若者の乱痴気騒ぎ。女子高校生らしいグループは車座になって「みんなでやってるんだから関係ないよ」と気勢を上げる。
一夜明ける。街はゴミだらけとなっていた。地元ボランティアが大量のゴミを前に嘆く。「マナーとモラルは年々ひどくなっている。中国と同じ状況で恥ずかしいですわ」
「祭りだからってテンションが上がるのはわかるけど、ひどいね」(加藤浩次)
「集団心理ってむずかしい。変にきつくすると暴動化するし、かといって放任するわけにもいかない」(江田けんじ)
「阿波踊りは凄い進化しているというのに・・・もったいない」(テリー伊藤)
ここでゲストのおおたわ史絵が奇抜な提案。「次の日は学校を休みにしてゴミ集めをさせればいいのよ」