団塊世代、生活と仕事に疲れたの?

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   この前の日曜の夜6時から7時まで、NHK教育で放送された「日曜フォーラム」という討論番組を見た。タイトルは「団塊世代・自分への再チャレンジ」。いま定年退職を迎えている団塊の世代の「再学習」がテーマだった。

   パネラーは、放送大学長の石弘光と文科省生涯学習政策局長の加茂川幸夫。それから団塊世代の代表として桂文珍と、「団塊の世代は蕎麦を打っちゃいかん」と言った残間里江子が出ていた。

   「学ぶ」ということをどう考えるか1時間にわたって討論した。学問というのは無駄なことも多い。何千年前の化石をほり出して研究をしている人もいれば、ミジンコの研究に生涯を捧げる人もいる。すぐに何かの役に立たないような学問はダメだという発想ではなくて、自分と新しい出会いをするのが「学ぶ」ということじゃないかという結論だった。

   学ぶというのは何歳になっても必要だから学んだほうがいい。だが、すぐに役立つことや実利的なことばかり考えていると、学んだことにはならないだろうと思う。パネラーたちの結論には賛成したい。

   団塊世代はいっぱいいるんだから期待したい。でも今のところ、どういうわけかパワーがない。生活と仕事に疲れてしまったのかな。この人たちにもうひと踏ん張りしてもらって、日本を良くしてもらいたいんだけどな。

      偏差値など 役に立たぬと 退職し

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