トップニュースとして、いま風雲急を告げる自民党をめぐる問題――解散・総選挙、内閣改造人事などにスポットを当てて特集した。見えてくるのは、支持率の推移を数えるよりも、あと何日持つか?というほどの周章狼狽ぶりだ。
まずは、近づく解散・総選挙の足音ということで、早くも選挙モードの「聖子vsゆかり再燃」を取り上げた。岐阜1区の"女王"のポスト(公認)を争う野田聖子議員に、参院選の敗因をきいた。郵政民営化問題が忘れられないのか「組織力がなくなってきたことが最大の原因」と。
一方、街頭演説に余念がない佐藤ゆかり議員は「挽回するだけです」と、言葉少な。続けて「東京5区にくら替えする話が出ていますが?」とスタッフが水を向けると、「そんな話は出ていません。やぼな質問するならお引き取り下さい」と一撃で、撃退した。
また、8月27日の内閣改造に向けて喧しくなってきた新閣僚人事。今朝は、政治評論家の岩井奉信、歳川隆雄、伊藤惇夫の諸氏に、テレ朝の政治解説委員、三反園訓も加わって、噂される顔触れを上げた。
「政治とカネ」にクリーンな人という大前提に、論功行賞やお友達を選ばない、ではみな同じ。そこで、名前が挙がったのは、自民党幹事長に麻生太郎、二階俊博ら、官房長官には石原伸晃や菅義幸、町村信孝らの名前が出た。このほか閣僚には、冷や飯を食わされてきた舛添要一や谷垣禎一の各議員の名も。
吉永みち子は「反省すべきところを反省しないで、人気回復には誰がいいかばかり考えているのでは深い絶望を感じる」とあきれ顔。
毎日新聞の先週末の世論調査でも、安倍内閣支持率はさらに下落し22%、ANNの世論調査でも24.3%と、安倍内閣発足以来の低い支持率を記録している。