日本相撲協会から出された2場所連続出場停止処分(8月1日)を受けて、精神不安定に陥っているといわれた横綱・朝青龍。「うつ病寸前」という精神科医の診断が下された。転地療養が必要というのだが、今朝は情報が錯綜。事の発端が「仮病診断書?」だけに何か割り切れない部分も。
診察した本田昌毅・精神科医によると、「うつ状態。精神衰弱状態で、病気の一歩手前」という。現在の症状は「受け答えがまともにできない。食事もほとんどとれず、夜眠れない状態。あと2~3日するとうつ病に陥る」と指摘した。
では、どんな治療が必要か?だが「最良の生活環境で、母親が作る食事をとること」。つまり本人の希望通り、モンゴルに帰すことだという。
しかし、番組に生出演した和田秀樹・精神科医は次のように反論する。「普通うつ病は2週間同じ反応(症状)が続くことによって診断されます。うつ病に似た症状が起きているのでしょうが、いきなりモンゴルに帰った方がいいとか、仕事を辞めた方がいいとか、簡単には診断を下さないものなのです」。
サッカーに興じたモンゴルから戻ったのは7月30日。そこから数えてもまだ1週間、処分が出たのが8月1日だから、まだ6日間しか過ぎていない。こうなるとどこまで信じていいのやら。
スタジオでは、ノンフィクション作家の吉村みち子が「協会なり親方が、処分について本人が納得できるようにきちんと説明したのかしら。どうもそんな感じがしない」と訝る。
弁護士の橋下徹となると、元ラガーマンだけにもっと割り切ってる。「品格というが、きちっと挨拶できればいい。私にしたのだから言うわけじゃないが、朝青龍はきちっと挨拶できますよ。そこらの弁護士よりもよっぽど品格がある」。