キャスターの赤江珠緒がため息まじりでいった。「対応がひどすぎます」
スパモニは北九州市の52歳の男性が「オニギリ食べたい」と書き遺して孤独死した事件を検証した。今回の事件の前に、生活保護の申請に門前払いをされて48歳の男性が自殺、56歳の男性は「首をつって死んでしまいたい」。2度あることが3度あった。
<職員は生活困窮者を追い返すのが仕事だった。行政による人殺しともいえるんじゃないでしょうか>――とリポーター。それでも職員は「対応に問題はなかった」
北九州市は生活保護の申請率17%を目標としていた。残りの83%は申請すらお断り。もちろんニホン最低。そして申請を受け取りましたというケースは全国平均で30.6%なのに北九州市は15.8%。ほかの自治体関係者によると考えられない数字だという。
「これねぇ、行政の恥だと思うよ。不正申告などいろいろあるだろうけど、大変な問題だよ。断わるのが仕事なんて社保庁と一緒だよ」(原田大二郎・俳優)
「不正だったら申請を受けてわかる。なんで拒否するのか、それは厚労省から数字を上げろといわれているからだ。これでなんで美しい国なんだよ」
大谷昭宏は一自治体の責任ではなく、国の福祉行政の進め方が根っこにあると力説した。
"非情都市"北九州市が今回の事件で変わりました。こんなフリップを見てスタジオは大笑いになった。内容は(1)申請書を部屋に置くようになった(2)第三者委員会を作った(3)申請率がやや上昇。
「ご自由にお取りくださいではないんだ」・・・あざけ笑われていますよ、北九州市さん。全国平均の30%にしないと、もっと追及されますよ。