テレビ放映で中国全土でもすっかり人気アニメのドラえもん。先月からは映画「ドラえもん のび太の恐竜」が公開されてさらにブームが高まった。
あちらのお国柄は著作権などお構いなしに、人気モノには速攻便乗。ニセモノのドラえもんも大流行。ぬいぐるみやTシャツなどあらゆるグッズが市場に氾濫している。
番組スタッフはデパートのドラえもんコーナーで取材。ここでは「権利許可書」のシールが貼ってある。だからといってホンモノであるかどうか? 人であふれる北京市の市場でぬいぐるみを手にして聞く。
「これは中国製。ここらにはホンモノはないよ」と女店員。
「これは新しいバージョン」見ると頭にチョンマゲみたいなモノが乗っている。堂々と胸を張っていわれると「・・・そうか」納得させられてしまうような迫力がある。
ニセモノ大国と指摘されっ放しとあって、中国紙「法制晩報」ではついに写真付きで<ニセモノのぬいぐるみの見分け方>の記事を掲載。・・・マスコミ=当局だから一応は注意喚起をしたのだろう。
ニセモノはやはり手触り感や色使いが違い、いかにも粗悪品風。詰めモノに張りがなく有害化学物質がふくまれていて、異臭もするそうだ。問題は値段だ。ホンモノ=930円 ニセモノ=240円。
「学ぶからマネる文化は、かってのニッポンもそうだったんですが、あまりにも稚拙です」違法うんぬん以前の問題だと石丸幸人・弁護士。
「五輪が近づいてきて、こういう記事が出るのは一歩前進じゃないですか」と伊集院光。
スタジオは真っ正面から追求するのもオトナ気ない雰囲気。
赤江珠緒の発言がしめくくりとなった。「わたしだって親がスヌーピーだとくれたのがニセモノだったんです」ゲストたちも。身に覚えがあるから苦笑してしまう・・・