NHKのBS2で「平成邦楽一座」という番組をやっている。三味線や尺八なんかを使った日本の伝統音楽を面白く紹介していく邦楽バラエティだ。
司会は山田邦子と浪曲師の国本武春。二人が座長となり、邦楽演奏家による番組オリジナルの「一座」を結成して、各地の会館をめぐっていくという趣向の番組だ。
邦子はちょっと前に乳がんが見つかって手術をしたので、どうかなと思って番組を見たけれど、元気で安心した。お笑いの人は自分が抱えている悩みなんかを公開すると、心がフランクになってよくなることがある。邦子の場合も、かえって吹っ切れてよかったのかなという感じがした。
番組も派手さはないが、なかなか面白く、国本武春もよかった。この人はもともと浪曲をやっている人なんだけど、能力指数が高くて、浪曲とロックを組み合わせたりとかいろんなことにチャレンジしている。司会もいいね。
山田邦子はしばらく元気がなかったけれど、このあたりで元気を出してやってくれているのは、とてもうれしい。そんなに老けた感じはしないので、もっともっと、がんばってほしいな。
邦子元気 地味な番組 盛り上げる