父親譲りの「愛されキャラ」林家きくおさん

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   浮き沈みが激しい芸能界。芸能生命を握っているのは、芸よりもキャラだと言っても過言ではない。毎年多く、いろんなキャラの持ち主が現れては消えていく。

   キャラと言えば、この方もなかなかのキャラの持ち主。落語家の林家きくおさん。

   普段のきくおさんは、ファッション雑誌から飛び出てきたようなオシャレさん。ご本人いわく、「独身の時は、これでもイケメン落語家とかって言われてたんっすよ」とのこと。まぁ、何歩かゆずって納得できないわけでもない。

   しかしっ! さすがは木久蔵師匠のご子息。ただのオシャレさん、イケメン(?)落語家で納まるはずがない!

   とある番組で、きくおさんにご出演をお願いしたときのこと。朝の生放送ワイド番組で、出演時間は7時30分。前日に早朝出演の詫びを入れ、そして迎えた当日。

   7時にきくおさんから電話。「あの~、今着いたんすけどぉ、駐車場どこでしたっけ・・・?」いつも入り時間より早めに入っていただき、遅刻はめったにないきくおさん。この朝も、早朝にも関わらず、お早い到着っ! わ~い感謝!感謝!と思ったのもつかの間。電話口のきくおさんの言葉に、絶句した。

   「赤坂って意外と早く来れるんすね。いや~、ビックリっすよ。」

   「・・・」

   いやいや、ビックリするのはこっちのほうっすよ!

   きくおさんにお願いしたのは、赤坂にあるT局ではなく浜松町にあるB局。すでに目の前のスタジオで、白熱したトークが繰り広げられている。

   「とにかく、浜松町に来て下さいっ!有楽町でも、渋谷でもなく、浜松町ですからねっ!!」

   それからの15分間はスリリングな瞬間だった。もし間に合わなかったらどうしよう?

   代案は? 真っ白になった頭をフル回転! 焦る私、迫る時間。

   と、そこに颯爽と現れたきくおさん。

   「いや~、朝早いっていいすっね。道空いてて、赤坂からすぐでした。」

   う~ん、今はノーコメント。何はともあれよかったよかった!! すぐさま簡単な打ち合わせをして、そのままスタジオへ。そして生放送では爆笑トークで大盛り上がり!

   番組を終えて、スタッフ含めみんなニコニコ笑顔。これも親子代々の愛されキャラのなせる技!?

   今秋、史上初の父子W襲名をされる林家木久蔵、林家きくおのお二人。

   きくおさんは木久蔵師匠へ、お父様の木久蔵師匠は木久扇(きくおう)師匠になられる。襲名されても、そのままのキャラでいてくださいね、きくおさんっ!

踊るオサムン
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