ワッキーが初対面の女性にする姑息な行動は?(爆笑問題の検索ちゃん)

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   「爆笑問題の検索ちゃん」は現代の生活に不可欠なキーワードとなった「検索」をメインに据えた、クイズ兼トーク番組である。毎週金曜日深夜24時45分よりテレビ朝日で放送中である。あの黄金番組「タモリ倶楽部」の直後に放送していることもあり、視聴率も安定して好調という。

   この番組は、6つの検索ワードのパネルから解答者が順番に好きなものを選び、その検索ワードに関連する問題に答えるという番組である。司会者は爆笑問題の太田光と小池栄子。解答者の顔ぶれは回によって変わるが、レギュラーである爆笑問題の田中裕二と次長課長、品川庄司から1~2名、準レギュラーの伊集院光、Take2・東貴博、土田晃之、陣内智則、劇団ひとり、アンガールズ、友近らから2~3名というパターンが多い。

   メンバーは概して雑学に強い芸人たちで、難しい問題も自分なりに推測して説得力のある解答を導き出すことができる。そこが、この番組の見所の一つだ。

   検索ワードパネルには毎回「ネットカキコミ」というワードがある。これは解答者の誰かにまつわるネット上のカキコミを、問題として出題するものだ。例えば、ペナルティのワッキーの回では、「ワッキーが、初対面の女性スタッフがワッキーに興味があるか探るためにする姑息な行動とは?」という問題が出て、答えは「わざと足を踏んでその反応で確かめる」というものであった。

   毎回、このカキコミの問題でトークは盛り上がる。見ている側としても芸人の裏の顔を垣間みることができ、非常に面白い。

   この番組はトークもかなり重視されていて、クイズよりメインになる時すらある。また30分番組なのに2時間以上も収録がされることでも有名だ。それは司会の太田がボケ続けて収拾がつかなくなったり、自分のエピソードを語りすぎたりすることが主な原因として挙げられる。

   太田の話は、田中との学生時代のエピソードなどが多く、太田が田中をけなしながらも田中と仲がいいコンビであることがわかる。また、太田は芸人のプライベートを強引に聞き出すことが好きで、陣内智則の藤原紀香への告白の話や庄司の熱愛話など他では聞けない話が飛び出すこともある。

   小池栄子は太田の暴走のストッパー役をつとめたり、あーだこーだうるさい芸人たちに毒を吐いて一喝して番組を進行したりと、紅一点として重要な役目を果たしている。

   「爆笑問題の検索ちゃん」は30分番組としては、非常に密度が濃い。クイズ番組としても成り立つ一方、芸人たちのトークも充実しているので、司会者がそれに乗っかって掛け合いを始めたりもする。それでいて一体感がある。混沌としているのに統一感がある、とでも言えるだろうか。見所満載で目が離せない30分なのだ。

   ※爆笑問題の検索ちゃん(テレビ朝日・金曜日24時45分)

文   ドリーマーズ・ハイ
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