世界中を驚かせた中国の「段ボール入り肉まん」。これが実は、やらせだったと、当の北京テレビが認めた。おさまらないのは加藤浩次だ。
「これひどいよ。中国のやらせ報道を真に受けて、それをもとに作って食べちゃったんだから、まったく被害者はオレだ」
先週7月13日の「スッキリ!」では、お料理の先生まで頼んで、北京テレビの報道通りに「段ボール肉まん」を再現。さすがに苛性ソーダは使わなかったが、加藤はそれを一口食べて「噛んでいるとだんだん溶けてくる」なんてやっていたのだから、おさまらないのも道理。
しかし、テリー伊藤はクールだった。
「100%ねつ造だと思っていない。過去に実際にあった話を再現したのだと思う。これだけ世界に報道されたんで、いまつぶしにかかってますけど、絶対やってますよ。テレビ局のディレクターのコメントあるかっていうと、ないでしょ」と。さすがいい目をしている。
いま、一番ピリピリしているのは中国政府。これだけ輸出品のニセもの騒ぎが大きくなっているなかで、この報道は痛かったはず。「ねつ造」という決めつけが、起死回生のシナリオだった可能性は十分ある。北京テレビを泣かせればすむことだから。
つまり、ねつ造ではないのかも?
加藤だけはなお「中国の報道信じちゃいけない!」と、わめいていたが‥‥。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト