ボンジョビ、舞い上がる細木先生にキスの嵐!

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   言わずと知れた超大物ロックバンド、ボンジョビ。ともに80'sの「栄光の日々」を享受し、分かち合ったタイタンズの多くは、後にまっさかさまに墜ちて行った。しかし、ボンジョビは変わらずポップ界の第一線を生きている。今年6月発売のニューアルバム「ロスト・ハイウェイ」はオリコン初登場1位。これでチャート1位を記録したアルバムは4枚を数え、ビートルズ(ほか)を抜いて、洋楽アーティストのトップに立つという暴挙、いや快挙をなしとげた。

究極の、人間の魂の、すっぴんの丸裸にした魂の叫びを歌ったのがロック

   そんな豪華ゲストを迎えるにあたり、日本一の“フォーチュン・テラー”が主宰するTBSの超人気・看板・高視聴率・教育バラエティ番組「ズバリ!言うわよ」も準備に抜かりはない。スペシャル・ライブ可能な特設スタジオを用意し、一見、10~20代風の女性の集団が少しぬるめの叫声をあげて、ニュージャージー州出身の4人組を迎える。よく見れば、ごく初期のころからのファンと思しき女性、目立たない後列には男の姿も、ちらほらと混じっていた。

   この日の細木数子大先生は、最近ではまずお目にかかれないようなハイテンションだった。「わたし、はじめてアガッてる」と胸中を告白したかと思えば、「ロックの真髄」を一席ぶつ。「究極の、人間の魂の、すっぴんの丸裸にした魂の叫びを歌ったのがロック」。興奮のせいか、きわめて通訳しづらい発言となったが、ジョン・ボン・ジョヴィは「ロックは年齢、性別、国境、すべてを超越する素晴らしいものだ」とのお返事。2人の心は通じあい、響き合う。

   センセイの聖なる左手はジョンの手を握り、一方、右手はリッチー・サンボラの膝に置かれた。メンバーたちも、なにかと大先生にキスするサービスぶり。今日ばかりは、番組の愛玩動物ことタッキーこと滝沢秀明も形無しだ。

   ボン・ジョヴィがよほど気に入ったのか、カズちゃんはダイヤモンドのアクセサリーを全員にプレゼントする。と、くりぃむしちゅー・上田が「ホストクラブで大盤振る舞いみたい…」と突っ込みは、言わずもがな。センセイはいつもそのように振る舞われていらっしゃる。むしろ今日は、はじめてディズニーランドに来てはしゃぐ子供のような無邪気さが強く感じられた。「細木数子69歳、童心に帰る」の絵図。ジョンがミッキー、リッチーがドナルド…。

   さて、気になる鑑定を見ていこう。ティコ・トーレス:「父親を必要としなかった」とだけ。デヴィッド・ブライアン:「去年からずっとよくなった」。リッチー:「今年は12年に一度のよい年。来年は小休止だが、再来年から3年間は恐いものなし」。ジョンも「来年から3年間イケイケ。でも、スロー。そうすれば新曲はもっと売れる」

   「これだけ相性の良いメンバーがそろうのは珍しい」と持ち上げ、「(鑑定は)これぐらいにして歌がききたい」と勝手に〆るセンセイ。ご自身のご職業について一度よく考えてほしいものだ。ともあれ、めでたく新曲「メイク・ア・メモリー 」のご披露とあいなり、カズちゃんがジョンのサングラスを強奪して、おしまい。

   次週のズバリ!は…池波志乃。女性のゲストは久しぶりなような。センセイは池波のファンだということなので、お楽しみに。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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