韓国ニセブランド事情「全然、悪気がない」

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   ちょっと唐突に、韓国・ソウルの南大門市場のニセブランド品追跡を大竹真がレポートした。先頃、日本でニセブランド品を大量に所持していた男が逮捕されたのにひっかけてのルポだが、もうひとつ、東国原宮崎県知事に同行取材したついででもあるらしい。

それでもニセモノは買わないほうがいい

   ブランド品ならなんでもある。ルイヴィトン専門店では、本物のカタログを見せて「どれでもある」。ニセにも2種類あって、すぐばれるようなものは安い。スーパーコピーといわれる完璧なものは、「警察がうるさいから」と店とは別の場所にあって、品質の良さを見せるために、バッグの表面をライターの火であぶって見せた。

   「クロムハーツはあるの?」というと、連れていかれたのがお茶屋さん。お茶の箱を開けたら銀細工などが真贋入り混じってゾロゾロ。面白いのは、ニセはニセ、本物は本物とはっきりしていること。香港と違って、ニセを本物とはいわない。

   「全然、悪気がない。逆にいいことしてるんだ」と加藤浩次。

   テリー伊藤は「日本人は面白がってよく買いますけどね。その金は暴力団に流れているんですよ。銀のラインターなんかでも純度は低いし、買わない方がいい」と、妙にまともなコメント。

   取材で気になったのが、隠し撮りの危うさだ。顔にはぼかしが入っていたが、見る人が見ればわかる。この放送は韓国でも受信可能だ。昔みたいな旅の恥はかきすて的な取材は、もう通用しない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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