恐喝事件で逮捕。「東京タワーが見える」と自慢した29階の家宅捜索。金まみれの芸能人、羽賀研二の立件されない"余罪"は限りなくあるようだ。本日のスパモニは5000万円をだまし取られたという女性が「わたしのケース」をテレビ証言。
15年ほど前に、この女性は知人に紹介された。「とにかく金銭には動物的なハナがきくんでしょうね。最初は断わったんです。でも・・・」
相手は<たかりの帝王>だった。最初は不幸な身の上話。これが武器だった。同情をひいて泣き落とし。
次ぎの一手はファミリーとの親密接近。「すぐに息子の名前を呼び捨てにしたりして一気に家庭に入り込んできたんです」毎日数回の電話攻勢、さらに日参したという。
――「ぼくは芸能界で生きてますから、逃げ隠れはできません」
カネを引っ張ることにかけては、この男には恥もプライドもない。最終の手段として大泣きしながら見事な土下座を繰り返した。結局は5000万円をむしられてしまう。
返済となるとまた涙と土下座。しまいには態度が一転、脅しをかけられたという。泣き寝入りとなった。被害者というより「だまされた自己責任」――
「だましの演技に酔っているパターンです」(若手弁護士の石丸幸人)
「詐欺にならないように立ち回る。踏み倒しの手口ですね。お金に土下座した人生だったということでしょう」(大谷昭宏)
ゲスト席の結論。泣いて土下座する男は信用するな。
文
初代不良家| 似顔絵 池田マコト