久間大臣失言「彼に政治家の資質はない」

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   久間防衛相が自らの発言で辞任に追い込まれた。第2次橋本内閣の防衛庁長官も経験したベテラン政治家なのだが、過去問題視された発言は数多い。今回の「キューマ危機」だけは「きゅうましのぎ」では乗り切れなかった。

「この人の感性はどうなってるの?」

   今朝の『とくダネ!』には、政治評論家の三宅久之とフジTV解説委員の和田圭が生出演。ポイントは政治家の資質と、久間辞任表明後わずか2時間半のスピードで決めた後任の小池百合子防衛相がどう参院選に影響するか。

   久間氏の政治家としての資質について、まずキャスターの小倉智昭が、「この人の感性はどうなっているの?」と疑問を呈した。

   今年1月、イラク戦争を支持している安倍内閣の閣僚にもかかわらず「イラクに大量破壊兵器があったと決め付けたのはブッシュ大統領の判断ミス」と批判した。この時は「個人的意見」で「きゅうまをしのいだ」(デーブ・スペクター)。

   しかし、問題発言はほかにもある。昨年12月の参院外交防衛委員会では「私でも沖縄は、拠点として真っ先に占領したと思う」と、他人事のような発言に沖縄県民から強い反発を受けた。

   いずれも「キューマ危機」(三宅久之)となったが「きゅうましのぎ」で乗り切ってきた。三宅は「自分の発言に国民がこれほど反発するということがわからないポンツク。政治家の資質はないんですよ」とバッサリ切って捨てた。

   そこで小倉が「小池さんに決めたのが早かったですネ」と、後任の防衛相人事について問う。

   三宅が「社会保険庁への年金相談件数がひところの10分の1ぐらいに減ってきて沈静化してきた。そんなときに久間発言で失速したが、女性初の防衛大臣でどこまで反転攻勢できるか」。和田は「女性支持層の自民党離れが進んでおり、そんなことも考慮されたのでしょう」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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