「食いつきいいがうさん臭い」ふるさと納税

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   格差是正にと、参院選を控えて急浮上した『ふるさと納税』。住民税の1割程度を出身地の自治体に納めようという案だが、番組はアンケート調査をまじえて特集した。

よく考えてみると変だよね

   番組は、発案元の総務省で6月27日に開かれた「ふるさと納税研究会」で意見を述べた東国原宮崎県知事と松沢神奈川県知事を紹介。東国原知事が「都市あっての地方、地方あっての都市」と"情"に訴えたのに対し、松沢知事が「格差是正は地方交付税で調整すべきだ。本末転倒」と税理論を展開。

   住民税を持っていかれる側の県といただく県では賛否分かれるのは当然。どだい『ふるさと納税』の規模を1兆円程度とする案で格差是正に効果があるのか疑問のうえ、用途が不明瞭など問題も多い。参院選向けの小手先の人気取りとの見方が強い。

   そこで番組では、東京と大阪在住の有権者(20歳~59歳の2000人)にネットでアンケート調査した。回収率が低すぎるが、結果は「賛成」23人、「反対」32人、「どちらとも言えない」45人。『ふるさとは遠きにありて思うもの...』というわけか、反対が多かった。

   ではスタジオでは? キャスターの小倉智昭が「気の毒だと最初は賛成したが、交付税でバランスをとるのが筋」と反対。佐々木恭子アナ、芸能リポーターの前田忠明も同じような理由で反対。

   ノンフィクション作家の岩上安見は「納税の選択肢が与えられるのは賛成だが、使途が不明、実効性から反対」。ただ一人賛成だったのは愛媛県出身で女優の眞鍋かをり。

   まとめて小倉が「食いつきはよかったが、うさん臭い感じもする。よく考えてみると変だよね」とコメント。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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