「ふるさと納税」に、はやくも逆風が吹き始めた。住民税の一部を自分の故郷などふるさとに納められるという制度だが、言葉だけが一人歩き。具体的にはなにも決まっていず、ようやく昨日、総務省ではじめての研究会が開かれた。
宮崎県代表の東国原知事が賛成派、神奈川県の松沢知事が反対ということで、顔の見える対決はスーパーモーニングとしても大歓迎。トップニュースに持ってきた。
これまで(のワイドショーで)は東国原的な賛成意見が大勢であったが、今日は松沢の主張がフィーチュアされた。「(国は)地方交付税を減らしておいて、地方同士で税の取り合いをさせるのは筋違い」「システム構築の高コスト、混乱が予想され、第二の社保庁問題を生む」などと、冷や水を浴びせる。
これを受けてコメントした赤江珠緒キャスター。「わたしも『ふるさと納税』という言葉を最初に聞いたときは『あ、イイな』と思ったんですが…具体的に考えるとハードルが高いんですね」。この素朴な感想は、多くの視聴者と共通するのかもしれない。
鳥越俊太郎は「あきらかに参院選を意識した、地方へのリップサービスですよ」と、おなじみのスタンスは健在。結局、選挙が終われば、自然消滅へ!?
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト