今夜はタレントのデビット伊東がラーメンをつくりにやってきた。デビットは芸能活動のかたわらで、全国6店舗、従業員50名、年商2億円(番組調べ)のラーメン店「でびっと」を経営する実業家でもある。
お笑いグループB21スペシャルのメンバーだ(った)とか、ゲイ雑誌のグラビアを飾ったなんてエピソードは「過去のことだから先に行って」(細木数子大先生)。最近はドラマにチョイ役で出演するデビットだが、「現在のことは(紹介することが)なにもない」(司会のくりぃむしちゅー・有田)と、番組の焦点は「らーめん」に向かう。
しかし、"高貴のグルメ"な細木センセイはラーメンなどという下々の食い物にはあまり興味がないようで「おいしいラーメン屋ないもん」「(脂ギトギトの)トンコツラーメンは1億円積まれても食べない」と否定的態度で、来るべきラーメンへの期待を盛り上げる。
さらに番組には河相我聞という「前フリ」があった。やはりラーメン店をプロデュースした我聞が出演した際にラーメンをつくったのだが、これが不評。カズちゃんは「(あれは)マズかった マズかった」と端的に振り返り、デビットにプレッシャーをかける。
さて、肝心のラーメンづくり。デビット渾身のラーメンを一口食べたセンセイは――無言。感想を聞くくりぃむしちゅーに「食べてごらん」と言って、話をそらす。このコメントが今日のクライマックスと心得ていて引き延ばしにかかるあたり、巧妙である。その評価は、「ギトギト入れないで、この味だすのはウマいよ」。
このときは諸手を挙げて喜んだデビットだったが、足の病気をテレビ初告白した後、運命の鑑定になるとセンセイの態度が一変した。まずは「占ってもしょうがない」と、この頃定番のご挨拶。その理由とは…「(デビットは)占いのような哲学的な論説は信じてない。現実主義で、論理が嫌いなのよ」。細木語の論理は、凡人には到底理解不能である。
「子供がいつできるのか知りたい」というデビットの切実と思えるリクエストには「そんなのに答えるのは三文占い師。馬鹿げてる」と一蹴した。デビットは「ハイ、その通りです」とひたすら平身低頭。
続いて、順調に見えるラーメン店経営にも衝撃宣告が! 「このままでは従業員に潰される」というのだ。これは伏線があり、デビットは他店から引き抜いた従業員に高い給料を支払っていて、儲けが少ないと明かしていた発言を受けての発言と思われる。
ラーメン店は奥さんに任せ、芸能活動に重きを置くと、夫妻待望の子供が3年以内に生まれるそうである。あれ? 結局、答えてる。ツンデレな三文センセイなのだった。
さて、次週は…俳優の伊吹吾郎≒元・水戸黄門の格さん、である。ボン・ジョビも近日公開予定。お楽しみに!