「元長官がなぜ買わねばならなかったの?」

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    拉致事件への関与が取りざたされている朝鮮総連本部とその動きを逐一マークする公安調査庁。その元長官が、総連本部が入った朝鮮中央会館の建物を購入した。しかも、偽装売買の疑いがあるという。

   キャスターの小倉智昭が「なぜ公安庁の元長官が買わねばならないのか」と。さらにタレントの眞鍋かをりも「そんなことが世間で通るかどうか、お分かりになる立場の人。裏に何かあると疑ってしまいます」とは誰もが感じる疑惑。

   発端は、朝鮮信組の不良債権を引き継いだ整理回収機構が総連に債務返済を求める訴訟。6月18日に東京地裁の判決が予定されおり、総連が敗訴すれば朝鮮中央会館は差し押さえになる。それを回避するための偽装売買との疑いがもたれているのだ。

   昨日、東京地検がこの元長官、緒方重威弁護士(73)の自宅を家宅捜査。これに歩調を合わせて緒方弁護士が記者会見、「違法性はない」と強弁した。なぜ関与したのかの問いに「あの建物は在日朝鮮人のよりどころ。追いだせば棄民になる」と弁解した。長官の前は検事。それにしては非論理的ないい訳だった。

文   モンブラン
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