安倍政権では初登場となる「骨太の方針2007」の原案が示された。くわしくは経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)経済財政運営の基本方針。
スタジオではフリップのイラストで「骨太度」を説明した。
税制改革=アジの開きみたいな小骨
歳出削減=犬のおしゃぶり大
格差是正=同上
地方分権=同上
地球環境問題=いわゆる太い骨
いずれにしても骨といわれなければわからないヘタなイラストだ。頼りないイメージを強調したのかな。
岸井成格が解説する。「安倍さんがサミットで環境問題を強調したので、これだけは骨太ですね。税制については、骨がないじゃないかというほどきびしいチェックだけど・・・」イラストを指で示しながら続けた。
「だいぶ前から安倍さんは消費税を含めて抜本的に改革をやろうといっていたけど、今秋以降となった。これは参院選挙のために痛みを先送りしたということでしょう」
選挙対策の骨抜きということでしょうか。消費税という屋台骨の先送りには、イラストでいえば、ぼかしを入れたということになる。
「骨太というには大きな疑問点がある」と寺脇研。「赤字財政が続いているし、こんどの社会保険の問題では、また国民の税金が出ていくわけですから」
「骨はないことはない」骨太の意味は二重否定ということか。「すべてはあと1か月にせまった選挙まで先送りってことですかね」みのもんたがしめくくった。
文
初代不良家