少女コミックの過激な性表現をめぐって、激論になった。
全般に低調な出版物のなかで、中高校生をねらったコミックだけは、単行本、雑誌を問わず大変なブームで、中には1000万部をこえるものも出ているという。レポーターの大竹真は「実態を正しく理解していただくために、性表現の一部をそのまま放送します」とわざわざ断って、たっぷりと見せた。
小学館の編集担当は「性表現で売れるわけではない。物語が面白いから」と言う。当の中高生は「気持ちが悪かった」「映像じゃないんだからいいんじゃない」とさまざまだ。母親たちの反応は「ショック」もあれば、「とめられない」「本人の自由」もある。元警察官の「性が急がされている。親がしっかりしないと」がかえって浮いた。
「うちにもあった。あふれすぎ。親は怒ってますよ」(かとうかず子)
「でもたいしたことないなぁ」(加藤浩次)
「なにいってんのよ。セックスを真正面から書いてきたからこそ、子どもに半端なものを与えないでほしい」(さかもと未明)
「男の子の雑誌の方はよくて、女の子だけきびしく?」(加藤)
「良質な情報にしてほしい。親が子どもと話してほしい」(さかもと)
「この先に妊娠がある。どうするんだと。新潟で高校生がトイレで出産したのがあった。結末はつらいこと。自由だなんていえない」(テリー伊藤)
「もっとひどいものがあふれてる。親にダメといわれたら、子どもは本当に見たくなりますからね」(加藤)
「みなわかっていて、粗悪なものは淘汰される。選択してやるのが重要かな」(八代英輝)
「見て見ぬふりはダメ」(さかもと)
「チョイスできる子どもに育てる」(加藤)
「子どもには無理」(さかもと)
お騒がせセレブのパリス・ヒルトンが、飲酒運転での服役5日で自宅軟禁に切り替えられた、というのでトップニュースに。「寒くて眠れない」「食事が食べられない」などと、在米の評論家?までが解説して大騒ぎだ。「出来レース」(テリー伊藤)、「自由平等なんてうそ」(八代英輝)に続いて、さかもと未明が「刑務所買っちゃえばよかったのに」。要するに、どうでもいい話。