「国民が納得できる形で、一件落着しないとね」

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   松岡利勝農水相は8通の遺書を残していた。が、「発見者へ」の便せんには、「女房の分は捜さないでください」とあった。遺書はもう1通あったのか。その初美夫人は通夜の挨拶で「急にあの世に逝ってしまったことをお詫びします」とだけ。自殺の本当の理由はわからない。

   ただ、翌日には、緑資源機構の前身、森林開発公団の元理事が自殺した。談合の仕組みを作ったといわれる人物だ。東京地検で連日事情聴取されていたという。

   番組は、死の5日前松岡氏が鈴木宗男氏と会った話を伝えたが、岸井成格が解説した。

   「鈴木さんが秘書として仕えた中川一郎さんも自殺してます。中川さんは農水族のニューリーダーだった。鈴木さんにしてみれば、親分も親友も自殺したわけ。この世界は闇が深い。修羅場だ」と。

   「農政というのは、衰退産業だから、それを支えるためにいろいろ無理があったのでは?」(寺脇研)
   「地検特捜部の捜査とタイミングが一緒。地元に手が入って、林道整備事業だけじゃない別の松岡さんの肝いりの事業にまで及ぶんじゃないかといわれた。その辺りから、彼の動きがおかしくなっている」(杉尾秀哉)
   「国民が納得できる形で、言葉は悪いけど、一件落着しないとね」(みのもんた)

文   ヤンヤン
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