「切腹の美学に聞こえる、あってはならない」

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   今日もトップニュースは、松岡利勝・前農林水産相の自殺。真相を解くカギは、遺された6通の封書と2枚の便箋。そのうちの1通「国民の皆様へ 後援会の皆様へ」が明らかになった。

   その遺書にはこんな一文が・・・「残された者達には皆様のお情けを賜るよう、お願い申し上げます。安倍総理 日本国万歳」。とくダネは、ここに注目した。

   亡くなった松岡氏が、「強面で自身に関する疑惑には平気だが、他人に迷惑がかかることを気にする」人だったことを、政治ジャーナリストの上杉隆の証言で伝えた。

   長谷川豊アナウンサーは、個人的な、うがった見方かもしれないと断わった上で、「悪いことをしてしまったが、それは自分ひとりのことではないので、周辺の人たちには何らかのお情けをください。自分の死で追及を逃れられると思ったのではないか」と、遺書から感じたことを話した。

   とはいえ、一連の疑惑については闇の中。小倉智昭が「こんな死に方、日本の切腹の美学のように聞こえる。あってはならないこと」といえば、ゲスト・コメンテーターのデーブ・スペクター氏も「江戸時代ではないんです。まったく評価できません」と一刀両断。

   それでも、デーブの怒りは収まらない。矛先は安倍首相に向けられ、「(松岡氏が自殺に至った経緯については)昨日今日の話ではない。問題があったのは何年も前からのことで、野放し状態だったことが原因だ。義理人情を言っている場合ではない」と、いつもながらの「永田町」のモヤモヤした空気に厳しい評価を下す。

   「(松岡氏の自殺は)家族や親戚の人よりも、永田町の論理のほうが優先されたんですよ」とデーブ。現職大臣にあるまじき行為に対するデーブの指摘に「そのとおり」とうなずいた。

文   のだめてるあき
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