同じニュースが何度も出てくるスタイルの「朝ズバッ!」では、会津若松の衝撃的な母親殺害事件で、番組全体が重苦しい。そこへまた、とんでもない事件。
ステーキ・チェーンの「ペッパーランチ」心斎橋店で、5月9日深夜1人でいた20代の女性客が、店長と店員(ともに25)からスタンガンで脅され、睡眠薬をのまされたうえ強姦、車に監禁された。女性は自力で脱出して警察に通報、2人は強盗強姦容疑で逮捕された。
「こんなことがいまの日本で実際に起きているんです。どこが安全なの」(みのもんた)
「余罪があるかもしれない。女性が届けなければわからないと」(高木美也子)
「会社は知っていたのに、翌日店を開けている。これがわからない」(嶌信彦)
一方の会津若松の事件も、母親の腕まで切断しているなどがわかったが、少年(17)の心のヤミはいぜんわからない。2000年6月からの7件の親殺しのケースを並べて、「家族への愛情はあるんでしょうに」とみのも嘆息するばかり。専門家の分析も、空疎に響く。
日本人はホントにバカになっちゃったのか、家庭が壊れちゃったのか。社会が壊れちゃってるのだけは確かだ。
文
ヤンヤン