フランスの次期大統領は保守のニコラ・サルコジ氏(52)に決まった。得票率53.4%。対する社会党の女性候補セゴレーヌ・ロワイヤル氏は46.6%。初の女性大統領はならなかったが、投票率も85%を記録した。「すごいね、日本の選挙もこれくらいいかないと」とみのもんた。
数万人のサルコジ支持者が気勢をあげる深夜のコンコルド広場から、池田裕行がナマでレポートした。自由競争による経済活性化を訴えたサルコジ氏勝利の背景、問題点からロワイヤル氏の失点まで。さて、これでなにが変わるかだが、フランスがアメリカ寄りになることだけは確か。日本との関係はどうなるかわからないと。
末吉竹二郎は「EUは人口5億人、GDPではアメリカを超えた。その中心勢力ですから、影響は大きい」という。シラク大統領が米のイラク派遣に反対したとき、「傲慢だ」と批判したサルコジ氏だ。杉尾秀哉は「今年から来年にかけて、イギリス、韓国、アメリカ、ロシアと主要国の指導者が次々に交代する。その最初です」と全体状況を解説した。
「すると、洞爺湖のサミットはサルコジさんが来るんだ」とみのもんた。
そんなことより、サルコジ氏はハンガリー移民の2世。父親は正真正銘のハンガリー人だ。それが大統領になっても何とも思わないフランス人の凄さに、ひとことほしかった。
文
ヤンヤン