外国映画に門戸閉ざす 韓国映画界の「閉鎖体質」

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日本は「韓国門戸開放キャンペーン」をすべきだ

   もっと怪しからんのは、韓国には自国映画を守る「スクリーン・クオータ制」があることだ。互恵制が輸出入の原則なのに日本はどうして騒がないのか分からない。この悪法は「総ての映画館は145日間、韓国映画しか上映してはならない」と言う。だから歴代韓国映画ベスト10を見てもアメリカ映画のハリーポッターなど2本位しか入っていない。10のうち8本を韓国映画が占める。そして韓国映画は優秀だってうそぶく。手足縛ってボクシングやって、勝った勝ったと言ってるようなもの。

   アメリカ映画ですらこんな有様だから日本映画はどうにもならない。他所の国へ土足で入って来て座敷に居座っているくせに、自分の家には鍵をかけて締め出している。昨年このクオータの制限日数が145日から73日に変わったとたん、映画陣が反対の大デモ行進。デモ隊の中にはおば様たちの人気スターが顔を揃えてシュプレヒコールを挙げていた。

   この4月2日に締結された韓米FTA(自由貿易協定)に期待していた。しかし牛肉や米などアメリカの言い分は通らなかったし、焦点の映画は韓国の言いなりだった。「スクリーン・クオータ」は06年に改訂したという韓国の口車に乗せられて、FTAの項目には載せられていない。アメリカUSTRのバティア次席代表はこれで良しとした。ハリウッドはワシントンにロビーストを置いていないのかね。

   日本の映画界も、いま一生懸命キャンペーンしている「海賊行為撲滅」なんて日本人はやらないんだからいい加減に切り上げ、矛先を変えて「韓国門戸開放キャンペーン」をやらなければいけない。

恵介