教師のセクハラ行為は止まらず、手口はむしろ巧妙になっているのでは?今朝は、そんな熊本市内の中学校男性教師(41)のケースにスポットを当てた。
セクハラ教師はバレーボール部の顧問をしている数学の教師で、昨年7月の保護者会で明るみに出た。くだんの教師は、バレーボールの練習中に指導と称して女子部員を密室状態の体育教官室に呼び、胸を触るなどのセクハラをおこなった。さらに別の女性部員にも同様の行為をしていたことが判明した。
PTA会長によると「その後、類似行為を訴える保護者からの声がいっぱい出てきた」という。しかも、行為に及ぶ前に女子部員に「二人の秘密だけんね、父ちゃん、母ちゃんには絶対いうなよ」と、念押ししており言い逃れできない。
熊本県教育委員会はこの教師の行為をセクハラと認定し、停職6か月の懲戒処分にした。
ところが、教師は「指導の一環だ」と開き直り、処分の不服申し立てをおこなった。この申し立てが効いたのかどうかわからないが、4月の教員人事異動で、この教師はこともあろうに問題の中学校からわずか4キロしか離れていない隣の中学校への復職が認められた。
コメンテーターの映画監督、井筒和幸は「教師を辞めたほうがいい。6か月の停職は間違いじゃないのか」。弁護士の大澤孝征も「少なくとも痴漢行為は間違いない。“二人の秘密だけんね”は証拠隠滅行為といえなくない」と厳しく糾弾した。
文
モンブラン