昨日の法制審議会で、自動車運転過失致死傷罪を創設し、これまでの業務上過失致死傷罪の5年の最高刑を2年引き上げ、懲役・禁固7年にする答申を行った。これを受けて法務省は刑法改正案を今国会に提出するという。
今朝の『とくダネ!』は、『交通事故厳罰化へ』と題してこの問題を特集した。番組が取り上げたのは、昨年9月、埼玉県川口市で、男がわき見運転で園児4人を死亡させた事故。
遺族たちは、交通事故のもう一つの刑罰である危険運転致死傷罪(最高15年)の適用を求めていた。しかし男に対する求刑は、業務上過失致死傷罪での5年だった。
また、法制審議会に対しても「10年以上に引き上げてほしい」と要望していた。
とうぜん遺族は「2年の引き上げではあまり効果はない」とコメント。この厳罰化の方向に対し、キャスターの小倉智昭は「交通事故の刑罰に2つあるのはいいのかどうか疑問」とした上で「酒を飲んで運転し、事故を起こしてもあくまで過失なんですよ」と。意図がいまいち不明だが、額面通りならちょっと乱暴な意見。
素人だけの論議は無意味。専門家をスタジオに招き、きちんと論議すべきだろう。
文
モンブラン