このほど来日したアニータさん。日テレの「真相報道バンキシャ!」を始め、たくさんのテレビが「青森→山形→秋葉原」という彼女の大移動を追っかけた。
元の旦那はさみしく山形の刑務所にいるのに、お金をふんだんにもらった女がピンシャンしている。それがなんとも不思議だった。特に、焼肉を食うところは妙に生々しくて、印象的だったな。
彼女のやっていることは、普通の日本人の考え方からするとトンデモないことだろう。売名行為で来日しているわけだし、反省のカケラもないんだから。日本人の感性にはとてもなじまない。みんながペシャンコに言うのは当然だろうし、オレもけしからんとは思う。
でもその一方で、「このアニータっていうのはムチャクチャ人間らしい女じゃないか」とも思ったんだよな。これほどお金とか、名誉とか、地位とかに赤裸々に取り組むなんて、実に人間らしいじゃないか。実は人間ってそういうもんじゃないか、と。
これだけお金に執着して生きていて、それをムキ出しでさらけ出せる人間はなかなかいない。日本人だったらビビッてやらないことを平気でやっている。原始的というか、人間的というか、本能のおもむくままに生きている。ある意味、すごいヤツ。
こんな女にはとても勝てないなぁ。