2006年でもっとも好感度の高かったコマーシャルはどこのブランド? CM総合研究所がまとめた「CM好感度ランキング2006」によれば、1位はKDDIのau、2位は資生堂のTSUBAKI、そして、3位が東京ガスのガス・パッ・チョ!だった。
注目したいのは、妻夫木聡が出ていたCMが1位と3位に入ったことだ。ここ10年くらい、コマーシャルに出る男性タレントといえば、キムタクを筆頭にしたSMAPの独壇場だった。しかし、妻夫木がその一角に割り込んでくるような気配をみせてきたのが面白い。
彼はまだ若い26歳だけれど、コミカルな味を出すことができる。15秒の間に笑いがとれるんだ。これは、カッコよすぎるキムタクにはない強みだ。
妻夫木は、おととしのポッキーのコマーシャルでブスな女の子とお見合いするキャラで出ていたけど、とぼけた面白さがかなり評価されたのだと思う。それが去年の活躍につながっている。
コマーシャルはやっぱり面白くないとダメだ。「笑わせるコマーシャル」という持ち味を生かして、SMAPをしのぐ活躍を期待したい。今年のオレのイチオシは、妻夫木聡だな。