オレンジレンジは今年が最後?
今年限りで紅白から消えるかも!? そんなイジワルな予感をさせるアーティストもいる。たとえば、究極のサンプリング・グループとして知られるオレンジレンジはどうだろうか。
いいモノは誰のモノかなんて気にせず、どんどん取り込んで、それを広く公開する。そんなネット時代の寵児、著作権新感覚アーティストだったレンジも、最近はその錬金術に翳りがみられるようだ。 今年のサッカー・ワールドカップでNHKテーマソングを担当し、名曲「チャンピオーネ」を作曲したまではよかったが、気の抜けた歌声と脱力感あふれる雄叫びを披露。日本代表の戦いぶりを予言していたのではないかと一部で話題になった。
「もう、これっきり」になりそうなアーティストを、紅白を観ながら自分で探してみるのは楽しいかもしれない。これが最後の花道と思えば、音痴な歌もカラヤンの第九級のアリがたさに代わらないとも限らない!?
文
ボンド柳生