消えたCHEMISTRY、一青窈、島谷ひとみ
毎年毎年、紅白の出場者はマンネリだ。マンネリだと言うことがすでにマンネリなほどである。でも、本当に安泰なのは演歌界の大御所ぐらいで、けっこう新陳代謝はしてる。今年の初出場は54組中12組。もやもや病を克服した徳永英明、「PRIDE」の今井美樹も意外や意外の初登場である。
布袋寅泰は妻の今井のサポートメンバーとしてギターを披露する予定で、夫婦の裏技的な共演が実現する。だけど、どうせならもう一声。高岡早紀も交えた三者の「新・仁義なき戦い」が観たかったかも!?
一方、おもな落選組には、デビュー以来5年連続の出場が途絶えたCHEMISTRYをはじめ、一青窈、島谷ひとみらがいる。またいつの日か紅白でお目にかかれるだろうか!? 浮き沈みの激しい芸能界とは言うものの、大量生産・大量消費のポップミュージック界でひとたび深く静かに潜行すると、そのまま沈没船となるケースが大半である…。
文
ボンド柳生