ロシアで行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル。ショートプログラム首位の浅田真央選手がフリーの演技で2回も転倒するアクシデントで連覇ならず、2位に終わった。なぜ? その疑問を解くため、「スッキリ!」では真央ちゃんの"スケート靴"に注目した。
真央ちゃんは今年7月に活動拠点を米国に移した際に、スケート靴を「ULTIMA」から「Pattenn99」に変えた。不振の原因は、この新しい靴がフィットしていないため、うまくジャンプできないことにあるというのだ。
加藤浩次が「でも、GP大会NHK杯では優勝していますよね。最高得点ですよね?」と疑問をのぞかせると、大竹真レポーターは「実は、今シーズンこれまで浅田選手の3回転半ジャンプは1度も完璧ではなかった。NHK杯のときも着氷のときグラついていました」。そして、スケート靴がなじむのには約6ヶ月かかることも説明した。だが、加藤は「6ヶ月たてばなれてくるんでしょ?」と納得しない。
そこへ、テリー伊藤。「浅田真央選手はプレッシャーに弱いんですよ。それを靴のせいにするのはヘンだと思いますよ」と一刀両断。「『弘法は筆を選ばず』っていいますからね」
観ているこちらは「うん、そうだ」と納得。文字通り、「スッキリ!」した瞬間でした。
「ナマコを食べていた日本人は少なかった」
いまや「海の黒ダイヤ」といわれるナマコ。その密猟・盗難事件のレポートにスタジオは大盛り上がり。
北海道出身の加藤が「子供の頃は海辺にいっぱい、ころがっていましたけどね。拾って生で食べていたヤツとかいましたよ」と言えば、ゲストの片岡鶴太郎が「え~、海辺でチュウチュウやってたの?」って笑わせる。勝谷も「そのころからとっておけば、今ごろ大金持ちだった」とツッコンだ。
加工工場のありかを知られると襲われる。というわけで、現地では取材もままならないような厳戒体制が敷かれている。ところが、テリーはいたって前向き。
「逆にこれはチャンスですよ。そんなもの(ナマコ)なんて、これまで日本人は誰も食べなかった。それが中国で高級食材になって、富裕層の人たちが価格を上げてくれているんだから、海上保安庁と連携してしっかり守っていけば、漁業の人には利益になる」といつもながらの楽観論だった。
コメディアンで画家の片岡鶴太郎をゲストに迎えての年賀状つくりは、年末らしい企画だった。和紙と筆を使った手づくり年賀状にスタジオみんなが挑戦。来年の干支のイノシシを描いたのだが、ここでもテリー伊藤は個性豊か。加藤や勝谷、三船美佳らが“うりぼう"(イノシシの子供)の全体を描いたのに、テリーは顔をクローズアップ。迫力があった。黙々と筆を動かすなかで、「手づくりの年賀状って、もらってうれしいですよね」という加藤のコメントにはひねりもなにもなかったが、一堂(観ている筆者も)が大きくうなずく瞬間だった。