君の声で
癒されるわけがない

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   一応、マジメな報道番組であり、ワイドショー的な情緒と笑いもある。両性具有なところが朝ズバッ!の魅力だ。

   そんな意味では、本日の「結婚詐欺で中年男が逮捕」のニュースはどっちにも行ける素材だと思う。「6人で被害総額1億円」の"純度フォーナイン"な詐欺である一方で、「だまされるほうもなあ・・・」的なペーソスも感じずにはいられない。

   どっちの方に行くのかと見ていたら、容疑者が被害者に「君の声は素敵」「癒される」などと甘い言葉をささやいていたことを受けて、みのもんたが絨毯爆撃的な"アナいじり"を敢行。スタジオは全面的にワイド的バラエティーの雰囲気に染まった。

   ニュース読み係の水野真裕美アナに「気をつけなさいよ」と話を振り、すぐに「(だって)君の声で癒されるわけないんだから」と斬る。これはけっこうキ・ツ・イかも!? でも、この水野、声はともかくとして、原稿の読み方はまるでハイハイ歩きの赤ん坊のよう。自分が誰でどこを歩いているのかも定かでない感じで、すぐに障害にぶつかるんだ。

   みのは続いて竹内香苗アナを爆撃。「君の声は癒されると言われたら、どう!?」と質問。「好きな人ならうれしいですけど」とあっさり風味で答える竹内に、「君はハッキリしてるねえ」とちょっと不満なみのなんであった。

   最後は「柴田さんの声は癒されますね」と柴田"しかめっ面"秀一を取り上げ、アナいじりの仕上げ。なぜかみのは、このアナをやたらに持ち上げる。

   しかし、みのの妙な世辞で調子が狂ったのか、この後、ニュースを読む柴田は水野なみにトチっていたんである。

「ATMの解説をお願いします」

   竹内アナがATMについて間違ったことは、8日のコラムでお伝えしたとおりなんだけど、今日の番組の最後で、この件の訂正があった。

   バラエティー番組なら流してしまいそうな出演者の発言をそのままにしないあたり、さすがは情報の正確性に留意している報道系番組なんである。

   「ATMの解説をお願いします」とのみのが促すと、竹内自身が謝罪がてら訂正の説明をおこなった。

   なにしろ筆者ことボンドの指摘のとおりなんだから、鼻をピノキオ級にしておきたい。ま、辞書で調べたことを偉そうに書いてみたまでで、もしあの場でみのに聞かれてたら「んなこと急に聞かれても知るか!」って感じなんですけどね。

   本日のコメンテイター2人(岸井"口ひげ"成格、福島みずほ)はレスポンスがよく多弁だ。みのも2人を頼み、「岸井さん」「福島さん」とさかんに呼びかけた。その回数は明らかに昨日よりも多かった。

文   ボンド柳生
姉妹サイト