24年度荒川区教育委員会 防災対策会議を尾西食品がサポート

24年度荒川区教育委員会荒川区全校の防災部中学生の家庭の防災意識調査を実施 東京大学防災情報学研究室と共同調査

アルファ米等の長期保存食を製造・販売している尾西食品株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 市川伸介 ※以下、尾西食品)は、2025年1月31日(金)に開催された「第2回荒川区防災対策会議」において全面的なサポートを実施。東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター (CIDIR)の開沼博准教授を迎え、荒川区立中学校全10校の防災部員が家庭の防災意識調査を行い、収集された約800件のデータを元に各校の生徒達が分析・考察し、その結果を発表しました。
今回の取り組みは、未来の地域リーダーとなる中学生が防災意識を向上させる場を提供するだけでなく、多様な視点からの調査を通じて実際の災害時に役立つ具体的な行動プランを考える機会とし、地域社会に貢献する防災リーダー育成を目指しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202502073950-O2-B2FvMY6j
※左:東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター (CIDIR) 開沼博准教授、尾西食品株式会社取締役 栗田 講評の様子
右:荒川区立第七中学校防災部の発表の様子

■中学生から大人への啓もう啓発、防災意識向上を目的とした取り組み
本プロジェクトは2024年9月30日(月)に開催された2024年度第1回荒川区防災対策会議から始まりました。開沼准教授による専門家の視点から災害に備えるための防災対策に関するトークセッションが実施され、中学生たちはディスカッションを通じて防災に関する知識を深めました。その後、各校の防災部は家庭における防災対策の意識調査を進め、約800件のデータを収集。これまで行われてこなかった「中学生がいる家庭の防災意識」の実態が明らかとなりました。
また、尾西食品は希望する中学校に対し、非常食を活用した炊き出し体験を無償で提供し、中学生が実際に防災活動を経験する機会を設けました。これにより、生徒たちは災害時の食料供給の重要性を理解し、実践的な備えを学びました。
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※左:荒川区立第五中学校防災部の炊き出し訓練の様子 右:荒川区立南千住第二中学校防災部のデータ分析の様子

■1月31日(金)に開催された第2回防災対策会議での発表内容
本調査で得られたデータを基に、中学生たちは防災対策の課題や必要な備えについて分析を行い、会議の場で調査結果を発表しました。発表では、震災時における情報収集の方法や物資確保の課題が明らかになり、それらに対する具体的な対策案を発表。その中には、ローリングストックの認識の低さから、各家庭でローリングストックを取り入れる具体的な提案や、生徒たちが主体となった防災に対する継続的な啓蒙活動の必要性など、今後の防災活動に活かすためのアイデアが掲示されました。
また、今回の分析・考察を更に深め、2025年3月15日(土)、16日(日)に東京大学にて開催される第30回日本災害情報学会に本防災部の生徒たちが登壇予定となっています。
日本災害情報学会:http://www.jasdis.gr.jp/
※本調査によるデータ・発表内容等の詳細は尾西食品ホームページ「what's new」へ掲載:
https://www.onisifoods.co.jp/news/20250207_survey.pdf

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202502073950-O4-uo2USgib】  
※調査データ一部を抜粋

◼️尾西食品株式会社 / 防災士 栗田取締役からの講評
皆さん一人ひとりが考え、とても素晴らしい発表でした。私たちは防災食を展開する会社として、防災対策の意識を高めるためにも日々活動をしていますが、今回の調査からローリングストックの意識がまだまだ低いことがわかり、我々も更に尽力していかなければと感じました。
また、与えられた情報だけを信じるのではなく、今回のように自ら考え、何をすべきか本質を見極める力を養うことは非常に大切です。「分析して終わり。」ではなく、ぜひ今回の取り組みから、皆さんも次の行動へ移していっていただければと思います。

◼️東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター / 開沼博准教授からの講評
同じアンケートに対して、注目した箇所は学校によって大きく異なっていました。これは、中学生自身の普段の経験や関心をもとにして、そこから頭を使って考えた証拠であると思います。災害時には、答えが一つではない問題に直面することになりますが、発表を聞いて非常に頼もしく感じました。
中学生が見いだした発見が大人にも新たな気づきを促し、各家庭での防災の重要性を再認識させているという意味で、今回の活動がもたらす効果は非常に大きいと思っています。尾西食品株式会社や荒川区教育委員会、そして中学生らが連携した防災モデルが、今後、他の地域にも広がっていってほしいと思います。

※開沼博准教授プロフィール
2021年から東京大学大学院情報学環の准教授を務め、2024年からは総合防災情報研究センター(CIDIR)の准教授も兼任。福島第一原発事故後の社会的影響や防災政策に焦点を当てた研究など、防災に関する多岐にわたる研究と活動を実施。​​防災対策だけでなく、地域社会全体の持続可能な発展にも寄与しており、その成果は福島のみならず他地域にも応用可能なモデルケースとして注目されています。

■中学生が防災リーダーとして活躍する未来へ
本プロジェクトの目的は、中学生が主体的に防災を考え、実践的な訓練を通じて災害時に役割を担う力を養うことです。さらに、荒川区防災部の取り組みを全国に広げることで、より多くの地域で防災意識の向上を促進し、災害発生時に自助・共助の精神を育むことを目指しています。

 
◼️尾西食品株式会社
・事業内容:長期保存食の製造と販売
・代表取締役社長:市川 伸介 
・所 在 地:〒108-0073東京都港区三田3-4-2いちご聖坂ビル3階
・URL:https://www.onisifoods.co.jp/

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