大阪・関西万博バーチャル会場に2つのパビリオン 「いのちめぐる冒険」「Better Co-Being」
TOPPANホールディングス(東京都文京区)は、大阪・関西万博の「EXPO2025バーチャル万博~空飛ぶ夢洲~」内に構築されるバーチャルパビリオンを制作した。
「バーチャル万博」はスマホ・タブレット・PC・VRゴーグルから無料で入場できる。
3.5メートルの「いのち球」が70メートルに
同社は、2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博のテーマ事業「シグネチャーパビリオン」の中で、「いのちめぐる冒険」パビリオン(テーマ「いのちを育む」)と、「Better Co-Being」パビリオン(テーマ「いのちを響き合わせる」)に協賛している。制作したのは、この2つのバーチャルパビリオンだ。
「いのちめぐる冒険」の実際のパビリオンで、高さ3.5メートルのモニュメントとして設置される「いのち球」が、バーチャル空間内では70メートルのスケールで登場。
バーチャル万博の来場者は、さまざまな生き物に変化しながら、巨大な「いのち球」の周りをめぐり、頂上からのスカイダイビングを体験しながら球の内部の多様な「いのち」と出会える。最後には大地へと降り立ち、地中に広がる菌糸の世界へと足を踏み入れる。
「Better Co-Being」のバーチャルパビリオンは、「Gate」「Galaxy」「Gallery」で構成される。このうち「Gate」は「Better Co-Being」の象徴で、多様ないのちの響き合いがもたらす、輝く未来社会を表現した「ダイバースフィア」が浮かぶエントランスだ。
同パビリオンは、Web3技術を活用して来場者の「新しい想い出の残し方」を提案する。来場者は、会場内で撮影した写真を専用サイトにアップロードし、スタンプやテキストをコラージュした「Journal」を作成可能。バーチャル空間「Gallery」での展示に応募できる。