家具・家電・寝具付き「ウィーヴ・プレイス上野サウス」 国内外の利用者に熱視線
都市型の家具付き賃貸住宅などを展開する賃貸住宅プロバイダーWEAVE LIVING(ウィーヴ リビング/香港)。日本では2024年9月現在、浅草、門前仲町、両国など東京都内の9か所で賃貸物件を提供している。
ウィーヴ リビングは家具付き・家具なしの物件を取り扱っており、礼金、保証料、保険料などの初期費用がかからない柔軟な契約形態だ。
なかでも、おしゃれな家具や家電をそろえる家具付きの賃貸住宅は、短期の賃貸ニーズに合い、日本人だけでなく外国人にも人気が高いという。
そんな家具付き物件の雰囲気は――。J-CASTトレンドは2024年9月24日、引っ越しの日(10月13日)を前に「Weave Place - Ueno South(ウィーヴ・プレイス上野サウス)」を訪問した。
保証料・礼金がなく、公共料金、Wi-Fi使用料も含まれた料金体系
ウィーヴ リビングの賃貸ブランド「Weave Place(ウィーヴ・プレイス)」は、日本人の長期利用に加え、増えつつある国外の短期滞在のニーズに応える。保証料・礼金がなく、さらに電気、ガス、水道などの公共料金、Wi-Fiの使用料なども含まれた料金体系が特長だ。
家具付きの物件の場合は、家具や家電、寝具などがついた部屋となっている。記者が取材した「上野サウス」は鉄筋コンクリート造15階建て(地下一階)だ。
ウィーヴ リビング ジャパンの担当者が2つの部屋を案内してくれた。51平米のワンルームタイプ(9か月以上の利用で家賃35万円)と、43.34平米の1DKタイプ(9か月以上の利用で家賃27.5万円)の部屋である。
広々としたダブルベッドが配置されている
ゆったりした時間を楽しめるリビング部分
ワンルームタイプの家具付きの部屋は、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、ガスコンロに、テレビやリビングソファ、さらにオープンキッチンで調理器具もそろう。担当者は、同社の家具付き物件は人気だとして、次のように話した。
「個人事業主で働く日本の方だけでなく、観光で一時滞在の米国人や中国人、任期付の海外の大学教授といったかたが利用しています。パートナーと一緒に住む人もいるため、広々としたダブルベッドやツインベッドも用意しています」
ウィーヴ リビングの既存物件を含めると、利用者の7割超が外国籍の人。数か月、滞在して利用することが多い。そのため、「異国(日本)での短期滞在に家具付き賃貸物件の必要性が合致しているのではないか。私たちとしては、それに加えて、日本人の層もターゲットとしていきたい」という。
デザイナーの意匠が感じられる配置
マンション15階からの眺望
続いて、1DKタイプの部屋へ。「上野サウス」はデザイナーマンションで、凝った形の部屋が特長だ。ただし、実際に住むとなると、デッドスペースとなりそうな空間がある。そうした点は同社の専属インテリアデザイナーがうまく家具を配置し、住みやすい工夫がなされている(写真参照)。
担当者は「専属デザイナーがインテリアを選んで、家具付きの部屋をデザインしています。ネット上から部屋を内見できるのですが、その際、家具があった方が住むイメージをしやすいという声も寄せられています」と話す。
今後も、都心部に新規物件をオープンする予定があるという。「お客様に寄り添った物件紹介サービスによって、グレードの高い住居に憧れのある若い世代の利用や、法人との契約を促進していきたい」と語った。