Galaxy Z折りたたみスマホ、2モデル 画像処理や翻訳など多彩なAI機能
サムスン電子ジャパンは、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip6」、「Galaxy Z Fold6」2モデルを2024年7月下旬以降に順次発売する。
冷却性能と耐久性が向上
いずれも、モバイルプロセッサー「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy」を搭載し、AI(人工知能)によるすぐれた画像処理が可能だ。「Flip6」はベイパーチャンバーを初搭載したほか、「Fold6」はベイパーチャンバーを大型化するなど冷却性能が向上した。
デュアルレール構造のヒンジが強化されたフォールディングエッジに保護され、外部からの衝撃を分散する。メインディスプレイは強度を保ちながら折り目の改善を実現するなど耐久性を高めた。
共通の主な仕様は、OSが「Android 14」をプレインストールする。メモリーは12GB。IPX8防水、IP4X防塵性能を備える。
「Flip6」は、約3.4型のカバー画面を搭載し、折りたたんだ状態でも動画や音楽の操作、メッセージの返信などの操作が可能だ。
AIエンジン搭載の5000万画素メインカメラを装備。被写体を認識し、自動で最適な画角に調整する「オートズーム」などの機能を搭載する。生成AI編集により、写り込んだ不要なものや影を消したり、被写体を自由に移動したりできる。バッテリー容量は4000mAh。
「Fold6」は、開くと7.6型の大画面になる。前モデルと比べ薄型軽量化を実現した。メインディスプレイはスタイラスペン「Sペン」に対応し、手書きのスケッチからプロレベルのアートワークを生成する「AIスケッチ」などの機能を実装する。
ホームボタンを長押しして気になるものやテキストを丸で囲むだけで検索可能な「かこって検索」を備える。「Galaxy AI」のリアルタイム通訳に対応し、カバーディスプレイを会話の相手に向けるように端末を折りたためば、相手と自分にそれぞれの言語でリアルタイムに翻訳が表示される。異言語コミュニケーションがより円滑に行える。バッテリー容量は4400mAh。