旅行で費用を予算内に抑えるために 「令和世代」と「昭和世代」工夫の違いとは

   デジタル金融サービス「Revolut(レボリュート)」を手掛けるREVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN(レボリュート テクノロジーズ ジャパン/東京都港区)は2024年7月17日、「国内外旅行におけるお金に関する意識調査」の結果を発表した。

   それによると、両替時のクレジットカード利用は18~24歳の「令和世代」が最小、50~64歳の「昭和世代」が最多に。また、若い世代を中心に金融アプリへの関心がうかがえるなど、旅行時の「お金事情」が明らかになった。

旅行で費用を予算内に収めるための工夫は?
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若年層は予算を守る努力している

   今回の調査は、18~64歳の日本居住者を対象に、2024年4月16日~23日、インターネットを通じて行われた。有効回答は671人。4つの世代(「18歳~24歳」、「25歳~34歳」、「35歳~49歳」、「50歳~64歳」)ごとの傾向の比較や各世代の特徴を分析した。

   「旅行費用を予算内に収めるために、どのような工夫をしていますか?」との質問。結果は、全世代では「比較的料金の安い交通手段を選ぶ」が最多の44.5%に。次いで「宿泊施設を事前に予約して早期割引を受ける」が38.2%となった。これらの点では世代間のギャップはとくに見られなかった。

   一方で、18~24歳の「令和世代」では、「無料または低料金のアクティビティを調べて予約する」(30.2%)、「衝動買いを避け、買い物リストにないものは買わない」(28.6%)、「家計簿アプリやスプレッドシートで支出を記録する」(15.9%)といった項目が、他の世代と比べて高い結果になった。


旅行費用を予算内におさめるための工夫(レボリュート テクノロジーズ ジャパン作成)

   「令和世代」では、予算内に収める工夫への意識が高いと言えそうだ。調査元は「学生をはじめ若年層は予算を守る努力をしており、自由に使える金額の差によるものと予想できます」とコメントしている。

   「海外旅行へ行く際、現地通貨への両替はどのようにしていますか?」への回答は、全世代では「クレジットカードで支払い、自国通貨建て決済サービス(DCC)を使う」が38.0%で最多となった。

   なかでも、50~64歳の「昭和世代」が43.6%と最も多く、18~24歳の「令和世代」は24.7%と最も少ない結果になっている。「令和世代」は「旅行前に外貨両替ショップで現地通貨に両替する」が27.2%と、これは他の世代よりも多い。

   なお、「金融サービスアプリの外貨両替を利用する」はまだまだ低く、全世代で5.5%だった。世代別にみると、18~24歳で12.3%、25~34歳で8.9%、35~49歳で4.7%、50~64歳で2.1%という結果に。

   ただし、18~24歳の「令和世代」では12.3%と、他の世代よりも多かった。「金融サービスアプリの利便性が若年層に認知され始めている事が予想できます」と調査元は指摘している。


海外旅行へ行く際、現地通貨への両替はどのように?(レボリュート テクノロジーズ ジャパン作成)

旅行中のお金の管理を試行錯誤する「令和世代」

   「旅行中にお金のトラブルを防止するためにどのような対策をしていますか?」との質問。全世代では、「旅行中にお金のトラブルを防止するための対策は何もしていない」が23.2%、「旅行中の決済取引の安全性について心配していない」が28.0%と、対策への関心が低い実情が明らかになった。

   もっとも、18~24歳の「令和世代」では、「紛失や盗難が起きた場合にカードを利用停止またはロックできる機能を使う」(27.2%)、「インターネットバンキングや金融サービスアカウントで2要素認証(2FA)を有効にする」(25.9%)などの項目で、他の世代よりも多い結果だった。


旅行中のお金のトラブル防止策は?(レボリュート テクノロジーズ ジャパン作成)
「旅行の経験もまだ少ないと見られる18~24世代が試行錯誤しながら様々な形でより便利に、よりフレキシブルに旅行自体と旅行中のお金の管理について考えている」

   調査元は、こう分析した。

   オデジタル金融サービス「Revolut(レボリュート)」は、海外送金・外貨両替を提供するサービス。2015年7月に英ロンドンで開始した。現在、全世界で4500万人以上のユーザーがいるという。アプリ内で35以上の現地通貨に両替できるのが特長だ。

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