「スーパードライ」の製造工程を映像で体感 アサヒビール「没入型コンセプトショップ」
アサヒビール(東京都墨田区)は、コンセプトショップ「SUPER DRY Immersive experience」を2024年4月25日~9月30日に東京・銀座でオープンしている。
同社のビールブランド「スーパードライ」の製造工程を体感できる「スーパードライ ゴーライド」のほか、機械でビールの泡に文字や画像を描く「泡アート」や、訪問客自身が樽生ビールを注ぐ「サーブ体験」ができる。J-CASTトレンドが取材した。
4Kの大画面スクリーンから床の端まですべて映像が流れる仕様
SUPER DRY Immersive experienceは、建物全体がコンセプトショップとなっている。2階では、ビールの製造過程を3Dの映像で体験できる「スーパードライ・ゴーライド」。そして、1階と地下1階は、ビールとオリジナルメニューの飲食ができる「スーパードライ・バー」だ。
最初に2階に上がり、スーパードライ・ゴーライドを体験した。座席が全8席用意されており、4Kの大画面スクリーンから床の端まで全て映像が流れる仕組みだ。
4Kの大画面スクリーン
ゴーライドの体験時間は5分。映像のなかで、体験者本人が「製造中のビール缶」の目線になる。ビールを注がれ出荷される様子が体感できるのだ。
缶になった感覚で運ばれていく様子
映像に合わせ揺れたり、風が吹いたり、一席に一台ずつ音響が流れるアンプが設置されているので、間近で音が鳴り、臨場感を味わいながら作業工程を五感で感じられる。「缶の中に異物が入っていないかチェックしています」や「ビールを詰めて蓋をしています」と、細かく音声で説明が入るので、分かりやすかった。
エンターテインメント感覚で知ってもらう
その後、1階・地下1階のバーに移り、オリジナルメニューとビールを試食した。ノンアルコールビールも用意されている。
アサヒビール・担当部長の宇都宮敬さんに取材すると、「スーパードライ」のメインユーザーは40~50代だという。若い世代にも飲んでほしいという思いで、認知度を高める方法を考えたという。Z世代は直感的に物事を理解する傾向にあることから、エンターテインメント感覚で知ってもらうために「スーパードライ・ゴーライド」を設置したと話した。