「下には下がいた!」 小柄な切実系シンガーソングライター「野坂ひかり」
【連載】DJ Nobbyの「未来のスターがやってきた」
若手アーティストを熱く応援する音楽バラエティーラジオ番組「DJ Nobby's Tokyo LIVE!!」のメインパーソナリティー、DJ Nobbyさんによる新連載。全国放送の同番組に出演した「近未来のトップアーティスト」の素顔を紹介します!明日にも人気沸騰する逸材が登場するかも...?
DJ Nobbyです。第25回のゲストは、切実系ピアノ弾き語りシンガーソングライターの「野坂ひかり」さんをお招きしました!
「日本最小のシンガーソングライター」と思いきや
DJ Nobbyと野坂ひかりさんは、実はかなり前からのお付き合いがありながら、DJ Nobby's Tokyo LIVE!!へのご出演は今回が初めて。「ずっと出たいってNobbyさんに言ってたんですが、念願叶ってやっとスタジオに来ることが出来ました!」と、喜びを全身で表現してくれました。
身長147.3センチという、小柄な体から出てくるとは思えないほどパワフルなトークを繰り広げてくれた野坂さん。以前、「日本最小のシンガーソングライター」という肩書きで活動しようと思ったそうなのですが、
「よく調べてみると下には下がいたんです!」
と、野坂さんよりも小柄なシンガーソングライターを、何人か発見したことを教えてくれました。
現在の肩書きは「切実系シンガーソングライター」。幸せへの願いや、平穏で満たされた生活への切望を歌で表現することが多く、「みんなが当たり前にできることが、なかなかできない」というコンプレックスが共感を呼ぶのでは。話の中でも、「普通であること」への憧れを強く語る方だという印象があります。
自分で名乗り始めた肩書きかと思いきや、そうではない模様。外見の特徴以外で何らかのキャッチフレーズを探していたところ、25年来の友人かつ野坂さんのCDなどのアートワークを制作してくれている方が、CDショップで展示を行うためのポップを書いてくれたときに「切実系」という言葉を用いたのが、きっかけだそうです。
野坂さんは「よく考えてみたら他のアーティストさんと被らないので、とてもいい肩書きをつけてもらったなと思っています」と振り返ります。
生まれる前からライブハウスのステージに
野坂さんがクラシックピアノを習い始めたのは、5歳のとき。その話題になると「実は母もミュージシャンになりたかった人なんです」と、意外な事実を語ってくれました。お母様が人生で唯一ステージに立ったのは、野坂さんを妊娠中の時期だったそう。
「お母さんが私を妊娠していたときに立っていた、『(都内にある)同じライブハウスの、同じステージ』に立っているのはとても不思議ですよね」
と、お母様から続く音楽への思いを語ってくれました。
そんな野坂さんは11月26日に3枚目のアルバム「Butterfly Emergence」をリリースされます。リリースを記念したライブも決まっていますので、ぜひ野坂さんのウェブサイトやSNSなどをチェックしてみてくださいね!
ジブリ美術館のカフェで働いていた時に、声を掛けられた事でライブを始める。
5歳からクラシックピアノを習い、独学で作曲・シンガーソングライターとして活動を続け、女性シンガー限定のサーキットフェス「HUG ROCK FESTIVAL 2022」ではトリを務めるなど、ライブシーンで存在感を放ちながら精力的に活動中。
2018年2nd album「バスルームの人魚」、2020年EP「サンクチュアリの魔女」全国流通リリースし、2023年中に3rd Albumをリリース予定。
金融機関勤務の知見を生かし、音声配信プラットフォーム「Voicy」でフォロワー9万4000人に向けて「きのうの経済を毎朝5分で!」を配信中。