台湾政府に警視庁も「参入」 独自のメタバース空間が増えてきた
【J-CASTトレンド・今週こんなことがありました】
メタバースを活用し、オリジナルのワールド(空間)を作る動きが広がっている。民間企業や個人だけでない。近ごろでは台湾政府や警視庁による仮想空間がそれぞれオープンした。
台湾内で生産された製品の魅力をアピールするため、犯罪啓発のため。利用目的はそれぞれだ。
屋台まわって現地にいるみたい
■台湾の魅力詰まったVRテーマパーク メタバースに屋台街、魯肉飯やタピオカ
メタバース上のテーマパーク・「TAIWAN EXCELLENCE WORLD」。台湾貿易センターや同経済部国際貿易局が開催するイベントの会場だ。日本語、英語、中国語(繁体字)に対応。現地の雰囲気やグルメを3Dで再現しつつ、クイズに答えながらタワーを登るゲームや、バッティングセンターを楽しめる。
■警視庁のメタバースがオープン 「ゆっくり解説」らしき動画も
警視庁のメタバース空間「警視庁サイバーセキュリティセンター」は、インターネットを使った犯罪に関する啓発が目的だ。お笑いコンビ「U字工事」による漫才や、アニメを通した講座など、バラエティー豊かな啓発動画を公開。2階のスペースでは今後、警視庁職員などがメタバースを利用して訓練を受けられるプログラムを用意する。
アニメ中のできごと伝える「号外」配布も
■呪術廻戦「五条悟封印」号外新聞 渋谷で無料配布も高値で転売
アニメ「呪術廻戦」(MBS・TBS系)の9月22日放送回は東京・渋谷駅を舞台とし、人気キャラクターが敵の手によって「封印」されるというものだった。この劇中展開を伝える号外新聞が放送翌日、現実の渋谷で配布された。無料でもらえる紙面だが、インターネット上で高額転売が相次いだ。
■「カプセルトイ」大型専門店が増えている 店員おらず立ち寄りやすい
カプセルトイマシンのみを扱う無人の大型専門店が、近ごろ各地で増えている。専門店運営会社のトーシン(北海道帯広市)に取材すると、カプセルトイ流行のきっかけは「インバウンドブーム」と話す。