千葉ロッテマリーンズ発熱者続出 過去も優勝争いのさなかコロナ集団感染

   プロ野球の千葉ロッテマリーンズがピンチだ。発熱、体調不良が続出している。2023年9月25日現在、原因は公表されていないが、登録を抹消される選手が何人も出ている。ロッテでは過去に何度も、新型コロナウイルスの集団感染が起きている。

千葉ロッテマリーンズの本拠地、ZOZOマリンスタジアム
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今季ワーストの6連敗

   クライマックスシリーズ出場権争いが激化する中、ロッテは、9月22日から主力選手が次々と発熱、相次いで戦線を離脱した。登録を抹消される選手も続出した。

   25日のソフトバンク戦は多くの主力選手を欠いての試合となり、大敗。今季ワーストの6連敗となって、2位から4位に転落した。

   ロッテは20年10月、優勝争いの渦中で新型コロナウイルスの集団感染に見舞われたことがある。1軍主要選手を含む11人が新型コロナウイルスに感染し、2軍選手と入れ替えて試合は行われた。

   また、22年8月上旬にも選手やコーチら約10人が、PCR検査で次々と陽性判定を受けた。

   今回、発熱者続出の理由は明らかにされていないが、何らかの感染症の疑いがある。過去の新型コロナのケースよりも、発熱者が多いようだ。

千葉はコロナもインフルも多い

   千葉県ではこのところ、新型コロナウイルスも、インフルエンザも流行している。

   コロナは8月後半から、1医療機関あたりの感染者が23~28人という状態が続いている。これは、現在の集計方式で推計した場合、今年1月ごろの第8波のピーク時とほぼ同じぐらいの数値とみられている。

   インフルエンザの感染も拡大している。9月11~17日の1週間に、1定点医療機関あたりのインフルエンザの新規感染者数は14.54人。前の週の約1.7倍になっている。全国の都道府県の中でも、沖縄県に次いで2番目に多い。

   インフルエンザは、国の基準で1医療機関あたりの患者が10人を超えると注意報を出すことになっているため、県は20日、インフルエンザ注意報を発令している。インフルエンザは通常11月以降に流行するので、9月に発令するのは初めてだ。

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