イオンの有料レジ袋が「紙」に 雨の日心配?でもプラスチック削減に舵

   イオン(千葉市)は、衣料、日用品・暮らしの品売場で提供する有料のプラスチック製レジ袋を、2023年10月5日から紙袋に切り替える。全国の総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」全店舗が対象だ。

   X(旧ツイッター)上では、雨の日に濡れてしまわないか心配の声も...。

衣料、日用品・暮らしの品売場で提供するレジ袋は紙製の有料レジ袋に
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雨対策「実施予定はありません」

   プレスリリースによると、マイバッグ持参の協力や、レジ袋辞退率のさらなる向上を目指す。切り替え後に販売する紙製レジ袋は、環境に配慮したFSC認証紙や植物性インキを使用。また、取り組みによって年間約6600万枚のレジ袋(使い捨てプラスチック約450トン相当)を削減できる見込みだという。

   なお、プラスチック製レジ袋はS・Mサイズ3円、L・LL・3Lは5円で販売していたが、紙袋では小20円、中・大・特大30円で販売する。

   J-CASTトレンドは、イオンリテールに取材した。広報によると、ビニール袋による雨よけカバーや雨天時のみのビニール袋対応などについては、「実施予定はありません」。使い捨てプラスチックの削減のため、マイバッグ持参の協力を呼び掛けたいとした。

   また、現時点では、食料品売り場では従来通り、プラスチック製レジ袋。今後、紙袋への変更はありえるのか。広報は、「決まったことはありません」としつつも、「検討は進めてまいります」と回答した。

   大昭和紙工産業(本社:静岡)のウェブサイト「エコをはじめよう(第7話)」によると、プラスチック製のレジ袋が普及したのは1970年頃から。それ以前は、スーパーでは紙袋が使われていた。 今回のイオンの措置は、まるで「昭和へ回帰」のようになるが、目的はプラスチックの削減だ。

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