「ツイッター」「青い鳥」を残したい 「X」に消されても諦めない人たち
ツイッターが「X(エックス)」に変更され、アイコンだった「青い鳥」が消えた。日本の「X」(旧ツイッター)ユーザーの中には抵抗のある人も多いようだ。「(この先も)ツイッターと呼ぶ」と宣言している投稿も、複数見られる。
「青い鳥」は2023年7月28日にAndroid、29日にiOSそれぞれのアプリで「X」に変更された。これをアップデートせずに「X」化を回避する人や、「青い鳥」に戻す方法を伝授する人も。
復活の術は
「間もなくツイッターブランドと、また徐々にすべての鳥と、別れを告げるでしょう」
米起業家で旧ツイッターを買収したイーロン・マスク氏が、2023年7月23日に投稿した内容だ。この言葉の通り、これ以降公式アプリやウェブサイトの各所から「Twitter(ツイッター)」の文字および青い鳥が消え始めた。
ただ今のところ、スマートフォンアプリでは案外簡単にアイコンを復活できる。
iPhoneでは、「ショートカット」アプリを活用する。アプリを開き、「すべてのショートカット」または「マイショートカット」から、画面右上の「+」を選ぶ。すると、「新規ショートカット」の作成画面が開く。ここで「アクションを追加」をタップし、最上部の「Appおよびアクションを検索」欄に「Appを開く」と入力、選択する。次に展開された画面で、水色で薄い字の「App」をタップすると、アプリの一覧が出てくる。ここで「Xアプリ」を選び、右上の「完了」を押す。
次に、作成されたショートカットを長押しし、「共有」を選んだあと、「ホーム画面に追加」をタップ。ここで、ホーム画面で表示される名前とアイコンを、それぞれ「Twitter」、またあらかじめ用意しておいた青い鳥のアイコンに変更する。これで、慣れ親しんだ「ツイッター」が戻ってくる。
ごくわずかに残る「Twitter」
Androidでは、複数の「戻す方法」が提示されている。例えばアプリ「Shortcut Maker」をダウンロードの上、ウィジェットを追加する、また、ホームアプリ「Nova Launcher」を駆使して、アプリ「アイコンパック」から変更する。
一方、公式には青い鳥および「Tweet」「Twitter」が続々と姿を消している。
Android版アプリを見ると、「TwitterBlue」「TwitterPro」「Twitter広告」との表示があった。さらに、投稿は「ツイート(する)」の文字。だがいずれも、8月2日までにツイッターを感じさせるワードは取り除かれていた。一方で、ユーザーのプロフィール欄にある「〇年〇月からTwitterを利用しています」の文は、「Twitter」が同日17時50分までは残ったままだ。
公式ウェブアプリ「TweetDeck」では2023年8月2日までに、青い鳥のトレードマークが変わっていた。アプリそのものも、「XPro」に改名している。
ごくわずかに残るツイッターの痕跡も、今後は消え去る運命なのだろう。