あいみょんに憧れ「ギター弾き語り」の道へ 伊藤翠珠は「CD作り」にこだわる
【連載】DJ Nobbyの「未来のスターがやってきた」
若手アーティストを熱く応援する音楽バラエティーラジオ番組「DJ Nobby's Tokyo LIVE!!」のメインパーソナリティー、DJ Nobbyさんによる新連載。全国放送の同番組に出演した「近未来のトップアーティスト」の素顔を紹介します!明日にも人気沸騰する逸材が登場するかも...?
DJ Nobbyです。第23回のゲストとして、ギター弾き語りシンガーソングライターの「伊藤翠珠(いとう・せれね)」さんをお招きしました!
一生忘れられない拍手
18歳から活動を始め、今年22歳という伊藤さん。名前は漢字を含めて本名で、初めて会う人からは必ず確認されるんだとか。英語が得意なお母様の「一番好きな英単語」から音を取ったのが由来だそうです。
ライブ活動に興味を持ったきっかけは、高校1年生の頃に、あいみょんさんの楽曲を聞いたこと。それまではアニメソングなどのDTM(パソコン上で打ち込みにより楽曲を制作する手法)系の音楽に主な関心がありましたが、ギター弾き語りに憧れ、高校2年生になった頃にお母さんにお金を借りてアコースティックギターを購入します。
その後は自主的に練習を始め......すぐに人生最大のステージに立つことになります。それはなんと「高校の文化祭」。伊藤さんが在学していたのは、生徒数が1000人を超える大きな高校で、その全校生徒を前にカバーソングを3曲歌いました。
演奏中は無我夢中だったものの「終わったときの盛大な拍手は一生忘れられない」と言います。
「CDにこだわる」理由
番組で1曲目にお届けしたのは、「寝坊助ベイベー」。あいみょんさんに大きな影響を受けており、18歳の時に書きました。同じ18歳の時にレコーディングをし、CD「背伸びした妄想」が生まれます。音楽配信が全盛の世の中にあって、わざわざCDを作った理由を伊藤さんは
「音楽って触ることができないから、CDという形にこだわりたい」
と表現します。コレクションとしてレコードやCDの価値が高まる中で、「アーティストがCDの存在にこだわるべき理由」を教えてくれた気がします。
プライベートの生活に話が及ぶと「昼夜逆転が激しく、今日も寝たのは(朝)7時ごろなんです」と驚きの情報も。深夜は作業をしながらゲーム実況を視聴することが多いそうです。
よく夜に作曲していましたが、「夜に書くと夜の曲しか作れない」と気付き、最近は昼間にも作曲の時間を取るようにしている、と伊藤さん。ただ、今は曲が書けない時期なんだとか。「もうすでに自分の畑は耕しきった」感覚だそうで、外に出て様々な経験を積む時期だと感じている模様です。これからますます成長していく伊藤さんに、ぜひご注目ください!
金融機関勤務の知見を生かし、音声配信プラットフォーム「Voicy」でフォロワー9万4000人に向けて「きのうの経済を毎朝5分で!」を配信中。