カンガルー型ロボットが接客します 新宿マルイ本館にポップアップストア
「Apple Watch」のバンドやフレームはじめ、雑貨や推し活グッズをラインアップしているポップアップストアが、2023年7月11日、東京・新宿マルイ本館にオープンした。ライフスタイルブランド「GAACAL(ガーカル)」のストアだ。
同店の目玉は、接客ロボット「Karugaroo(カルガルー)」。発表資料によると、「近未来の接客体験を提供する」とある。
遠く・近くで話の中身が変わる
「カルガルー」は、カンガルーの姿をした接客ロボット。店の入り口で、台の上に置かれており、高さは150センチほど。近くを通りかかった人に対して自動的に声をかけたり、手や顔を動かしたりと、人間のような自然な動きでコミュニケーションを取るという。
J⁻CASTトレンドは、開発元のRoboSapiens代表・長尾俊さんに店舗で取材した。「カルガルー」は、人の顔を認識し、人の行動や距離によって話の中身が変わるのが特徴だという。
遠くから見ている人には、「こんにちは」「ちょっと近づいてきてください」と声をかける。近くの客に対しては、「来てくれてありがとう」と礼を述べたり、キャンペーン情報を話したりする。そのまま聞いていると「中に入ってください」と入店を促す。
元々は輸送ロボット
「カルガルー」名前の由来を聞いた。元々は輸送ロボットとして使われ、「ポケットに何かを入れて運ぶ」というものだったため、カンガルーをイメージしたとのこと。輸送ロボットを接客ロボットとして生まれ変わらせたというわけだ。
ロボットでも、外見が金属などの無機質な状態だと親しみを持たれにくい。そこで、毛皮使用のカンガルーの姿にしていると長尾さんは明かした。
取材には、「GAACAL」を運営するrainboww(本社・東京)の朱静儀社長や、同社広報、店長が同席。同店での売れ筋は、ビーズストラップやApple Watchバンドだと話した。なお同店は、8月20日まで営業する。